テラヘルツ波の発生量が多い。

最近、テラヘルツ波のことが話題になっています。電波と光(光波)の中間領域にあたるテラヘルツ波は、これまで未開拓の電磁波領域とされてきました。

テラヘルツ波とは、周波数1THz(波長300 μ m)前後の電磁波を指します。範囲については、300GHz(ギガヘルツ:109Hz)から3THz(テラヘルツ:1012Hz)の周波数帯域のことを指します。波長1㎜以下のサブミリ波をほぼ含み、長波長側はミリメートル波、広義のマイクロ波と重なり、短波長側は遠赤外線と重なります。

テラヘルツ波は、物質ごとに異なる吸収特性を持ち、紙や布、木材、プラスチックなどの物質を透過し易い一方、金属のような導電体は透過しないなどの特徴を持っています。この透過性をうまく生かして、従来の光ではわからなかった物質の新たな性質や品質を調べることができます。特に化学物質の分析や、生体組織の観察、美術品の調査、危険物の検査、人工衛星からの地球環境のセンシングなどにも利用されています。

さらに、テラヘルツ帯の波長は生物・植物等が生来持っている波長でもあるということで、現在科学者が科学的な検証をすすめているところのようです。今後が期待されます。

貴陽石についても、セラミックボール(赤白混合)と原石(白)のテラヘルツ帯におけるテラヘルツ波の発生特性を調査し、ほぼ理想黒体の発生強度と同じ軌道を示しました。

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