水の酵素活性力を上げる。
次に、その水に酵素活性力を持たせることです。私たちは生きてゆくために食事をとりますが、食べた食物を分解・消化・吸収するのが、体内酵素の働きです。いい水を飲んでいれば、酵素がきちんと働き、100の食物の力に対して、ほぼ100%の栄養摂取ができます。
また、「老化することは酸化することと同じ」といわれるほど、活性酸素は老化の元凶とみなされています。活性酸素を無害化する酵素の代表がSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)で、毒性のあるスーパーオキサイドという活性酸素を無害化します。
ここでは、その活性酸素スーパーオキサイドを消去する酵素(SOD:Superoxide Dismutase)による活性酸素スーパーオキサイドの消去活性(SOSA: Superoxide Scavenging Activity)を調査しました。力価100 unitのSODを、調査水で20倍に希釈してSOSAを電子スピン共鳴法(ESR法:Electron Spin Resonance )で測定しました。100 unit÷20=5.00 unitの値になれば、その水はSODの力を100%発揮していることになります(SOSAの値が5.00 unitで規格値は1.00)。いい水は、5.00 unit以上の値で、悪い水(例、水道水)は、5.00 unit以下の値を示します。1unitのSOSAとは、1μMol/㍑の活性酸素を1分間に掃除(Scavenge)する能力のことです。
貴陽石赤パウダーと白パウダーを浸漬させた水のSOSA測定結果では、水道水(コントロール水)に比べ、貴陽石の活性酸素消去能力は、赤パウダーで49%、白パウダーで47%高くなりました。この数値は鉱物では驚異的な数値と言われています。
測定機関 : 生命の水研究所
測定装置 : 日本電子株式会社製 JES-RE-1X型ESR(電子スピン共鳴)装置
測定温度 : 室温23℃
測定結果 : 10g/500ml 1時間浸漬の上澄み液
試料水 | SOSA(Units) | 規格化値 | 差 |
コントロール水(武蔵野市水道水) | 3.47Units | 0.69 | – |
貴陽石・赤パウダー1.5μ浸漬水 | 5.90Units | 1.18 | +0.49 |
貴陽石・白パウダー1.5μ浸漬水 | 5.80Units | 1.16 | +0.47 |
また、貴陽石の赤白混合セラミックボール(5㎜玉)50gを500㎖の水道水に1時間浸漬させた結果、SOSA測定値がコントロール水と比べ、23%向上しました。
測定機関 : 生命の水研究所
測定装置 : 日本電子株式会社製 JES-RE-1X型ESR(電子スピン共鳴)装置
測定温度 : 23℃
測定日 : 2001年6月18日
測定結果 : 10g/500ml 1時間浸漬の上澄み液
試料水 | SOSA(Units) | 規格化値 |
コントロール水(武蔵野市水道水) | 9.13Units | 0.91 |
貴陽石・赤50/白50 混合セラミックボール | 11.41Units | 1.14 |
差 | +2.28Units | +0.23 |