遠赤外線放射能力が高い。

「赤外線」(物を温める力のある光)は、可視光線の「赤色の外」側に存在しています。赤外線は「X線」、「紫外線」、「可視光線」、「マイクロ波」「ラジオ波」などと同じ「電磁波=光」です。波長により、呼び名だけでなく、性質が違ってきます。

図 電磁波における遠赤外線の位置付け:(一社)遠赤外線協会の資料から引用

赤外線は「近赤外線」と「遠赤外線」に分けられ、3μm(ミクロン)から1,000μm=1㎜までが遠赤外線と定義されています。私たちの身の回りにある多くの物質(金属を除く、プラスチックス、塗料、繊維、木材、ゴム、食物など)は、2.5μm~30μmの波長域(主に遠赤外域)の電磁波をよく吸収します。

遠赤外線は育成光線とも呼ばれ、人間の体にとっても、体の血液循環を促し、体を温め、疲労や痛みを緩和することが知られています。

次に、貴陽石赤白混合のセラミックボールの実測値を示します。貴陽石は常温計測(35℃)において熱力学上の理想黒体と比較して、ピーク付近で少し差がありますが、その他はほぼ同じ軌道を描いており、遠赤外線の高い放射強度を実現しています。また、放射率においても平均が96%と極めて高くなっています。

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